熱くなりたくはないかい


****** 戯曲を読んでの感想少々。ネタバレ少々。


舞台を観る前に読まなかったのは
ネタバレを回避したかったわけではなく
単に話に興味が向かなかったからで
観てからも内容について理解しようとか
深く知りたいとはあまり思いませんでした。

でも私はやっぱり剛くんが好きで
このままにするのは嫌だなと思い
剛くんを理解するために、読むことを決めました。

読んでみてわかったのは
話の流れから細かい台詞まで
本当にほぼ原作通りだったということ。
群像劇、集団朗読劇ではあるけれど
核になるのはやはり良(剛くん)だということ。

退屈を嫌いてんでに勝手な言動をする底辺の町の人々と
祖国だ革命だ自由だと憤る若者と
この作品では交わることのないそれぞれの話に
もしも共通する点があるとしたら
人は叫ばずにはいられないものなのかな。
意味がわかっていても、わからなくても。


「難しかった」「すごく頭を使った」と感想を書かれた
ブログをいくつも読ませてもらって
冒頭の猫の件だけで観る気が失せてしまった自分とは
大違いだなと少し反省しました。
台詞は本で読んでみたらだいぶわかりやすく
舞台で観るよりも淡々としている印象でした。

ラストの場面。
くだらない話を続ける人々と、新聞を読み続ける人と
記者の質問攻めと、良の独白が混ざり合う場面は
文章で読んだら象徴的なのが理解できる。

舞台で観せられたものは私にはきつかったけれど
戯曲は読んでみてよかったと思いました。
そして全力の剛くんを、もう一度観たいと思えた。

なんとか調整をして、もう一度立ち向かう。
でもきっとまた
目を背けてしまうところがあるだろうな。

見たくないものから目を反らして
綺麗なものだけを集めるのは
弱いかな。間違ってるのかな。
go comments(0) -
Comment








<< NEW | TOP | OLD>>